こんにちは。
メイクアップアーティストの千佳です。
先日、こんな質問を頂きました。
『朝、きちんと時間をかけて丁寧にメイクをしても、お昼頃になるとアイシャドウやチークがとれて、すごく薄い顔になってしまいます。
どうしたらアイシャドウやチークのモチが良くなりますか?』
皆さんもこんな経験ありませんか?
友人の結婚式に向かう日。
朝早く起きて、シャワーを浴びて、パックをして、入念にスキンケアをします。
いつも以上に時間をかけてお肌に潤いを与え、もちもちプルプルのお肌を作ります。
それから、メイクを開始。
普段なら適当に塗っている下地もこの日は丁寧につけ、ファンデーションとコンシーラーを駆使して、シミひとつないお肌を作り上げます。
そしてポイントメイク。
普段、あまり使わないアイシャドウもこの日は入れてみたり、アイラインはいつもよりちょっとしっかりと描いてみたり。
そしてこの日はチークもしっかりと!
リップはいつもより色がつくリップで、口元を華やかに仕上げます。
さてシャワーをでてから、ここまで、あなたは一体何回鏡を覗き込みましたか?
そして、どのくらいの時間がたっていますか?
これは友人の結婚式の日だけの事ではありません。
大切な彼との楽しみにしていたデートの日、久しぶり再会にドキドキワクワクする同窓会、もちろん女友達で楽しむ女子会でも、いつもより少し気合を入れてメイクをする時があると思います。
この様に自分をより良く見せようと、メイクなどを頑張るのはとっても良い事です。
自分のイメージアップに必ず繋がりますからね。
ただ…それなのに…朝から時間と手間をかけてしたメイクなのに、お出掛け先でトイレに行って、ふと自分の顔を見た時に、
「あれ?普段と変わらない。あんなに頑張ったアイシャドウやチークはどこにいっちゃったの?」
なんて思ったら、とっても残念ですよね。
ガッカリですよね。
そして、何よりもったいないです。
朝からあんなに頑張ったのに、それが半日もたたないうちになくなってしまうなんて…。
でも、ご安心ください。
この悩み、すぐに解決出来ますから。
まずは何故、アイシャドウやチークがすぐにとれてしまいやすいのかご説明しましょう。
目次
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アイシャドウやチークがとれやすい理由
皆さんはアイシャドウやチークをつける前に、ファンデーションをつけると思います。
そして多くの方はパウダーをはたきますよね?
ただしパウダリーファンデーションをお使いの方はパウダーははたかないでしょう。
いずれにしても、どちらもパウダー=粉をのせた状態になっていると思います。
お肌の表面に粉がのっている状態。
その上にアイシャドウやチークをのせる場合、やはりどちらもパウダータイプを使う方が多いですよね?
パウダータイプという事は、やはりパウダー=粉ですよね。
という事は、
お肌の表面には粉、そしてその上に粉のアイシャドウやチーク、
粉の上に粉がのっている状態になっています。
粉の上に粉、要は
粉の上に粉がふわふわとのっかてるだけ
ですよね?
という事は、
風が吹いたら、上の粒子だけふわふわふわ〜ってなくなってしまうのです。
要は
お肌に密着させてないから、風が吹いたり、また髪の毛や手で頬を触れてしまう刺激によって、すぐにアイシャドウやチークがなくなってしまう
のです。
一般の方のアイシャドウやチークのつけ方を見てると、お肌の上にふわってのっけてるぐらいなんです。
これではお肌に密着しません。
私達、プロのメイクアップアーティストのやり方が違うのです。
私達、プロのメイクアップアーティストは、撮影時には風が出る機械を使って、モデルさんの髪の毛をなびかせたりしますので、どんな事があってもアイシャドウやチークがなくならない様に、しっかりとお肌に密着させなくてはいけません。
その時に私達、プロのメイクアップアーティストはある技をひとつ加えます。
このパウダータイプのチークやアイシャドウをお肌にしっかりと密着させる技、実はとっても簡単なんです。
技と言ってますが、はっきり言って技術は必要ありません。
ひと手間かけるだけです。
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では、プロのメイクアップアーティストがパウダーのチークやアイシャドウをしっかりお肌に密着させる方法をご紹介しましょう!
プロのメイクアップアーティストがチークやアイシャドウをお肌に密着させる方法
私達、プロのメイクアップアーティストはパウダータイプのアイシャドウやチークを使う時は必ずブラシを使います。
このブラシの使い方がポイントになります。
チークの場合
まずはチークからご説明を。
チークの場合は大きなブラシを使います。
大きなブラシにパウダーチークをちょこっととり、あとは頬の上で繰り返しつけていきます。
この時、ブラシの先が潰れない程度にお肌につけ、高速で頬の上をくるくると円を描くか、もしくは横にのばし往復します。
これをひたすら繰り返すのですが、繰り返すと言っても、パウダーチークを追加する必要はありません。
最初にちょこっととったパウダーチークだけで充分です。
それを何度もお肌の上を往復させ続けるのがポイントなのです。
こうする事で、パウダーチークの粒子が潰れます。
元々パウダーは粉体の集まりで、粉体は球体ですから、それをブラシでお肌の上を何回かこする事によって、球体が潰れるのです。
これが、パウダーチークの粒子が潰れるという事です。
そうすると粒子がべたっとお肌にくっつくのです。
だからお肌に密着し、そして定着するのです。
この頬の上でくるくるくるくるとブラシで円を描きたい続けたり、頬の上でブラシを横に往復させたりして、パウダーの粒子を潰すのが、お肌に密着させる方法なのです。
プロのメイクアップアーティストはチークをのせるときは、パウダーはブラシの先にちょっとだけつけて、あとは頬にのせてブラシはお肌につけたまんま10回ぐらいは、くるくると回してます。
ちなみに、この時のブラシを回すスピードは速い方がムラにならずに綺麗につきますよ。
アイシャドウの場合
次にアイシャドウ。
アイシャドウもチーク同じです。
アイシャドウもブラシの先にちょこっとつけたら、瞼の上を何往復もさせて、パウダーの粒子を潰して下さい。
パウダーアイシャドウ自体はちょこっとしかとってないので、いっぱいつけている訳ではありません。
ですから、何往復もするからといって、アイシャドウが厚塗りになる訳ではありませんのでご安心を。
ごく少量のアイシャドウを何度も往復して、パウダーの粒子を潰して、瞼の上にべったりと密着させていくのです。
そうする事で、瞼の上にアイシャドウが密着し、定着するため、アイシャドウが取れにくくなるのです。
成功させるポイント
この方法を成功させるポイントは2つあります。
1つ目は、ブラシにとるチークやアイシャドウの量です。
何度も言いますが、ブラシの先にちょこっととるだけで十分です。
そして、片方はこの1回とった量だけで充分です。パウダーはそれ以上追加しないで下さいね。
とにかく一般の方たちのチークやアイシャドウを使う量は多すぎます。
パウダーチークやパウダーアイシャドウの上をブラシで一往復以上している方がほとんど。
プロのメイクアップアーティストはそんなに使いません。一往復もしません。
パウダーチークやパウダーアイシャドウの上にブラシの先をぽんぽんと軽くたたくよう感じで、ブラシにつけるだけです。
2つ目は、ブラシをお肌にのせてつける時の力加減。
ブラシの先が潰れるほど強くお肌に押し付けては絶対にいけません。
ぼてっとチークやアイシャドウがお肌についてしまいムラになってしまいますよ。
しかもブラシとの摩擦でお肌にシミが出来てしまいます。
ブラシを使う時は必ず優しくを心がけて下さいね。
ブラシの先が潰れないのは大前提!
ブラシの先がふんわりふんわりとお肌の上を滑らせるような力加減がベストですよ。
これだけ優しく弱い力加減でも、何往復させる事により、パウダーの粒子が潰れて、お肌の上に密着しますので、ご安心下さいね。
失敗した時のお直し方法
もし、チークやアイシャドウが濃くぼてっとついてしまった場合は、フェイスパウダーを使ってお直し出来ますのでご安心を!
フェィスパウダー用のパフにフェイスパウダーをちょっとだけつけて、お直ししたいつ部分に優しくふわふわとくるくる回します。
そうすると、厚ぼったくついてしまったパウダーチークやパウダーアイシャドウがふわふわーっと削れるのです。
これはパウダーチークやパウダーアイシャドウの上に、またパウダーをのせて、くるくる回す事により、厚ぼったくついてしまったパウダーチークやパウダーアイシャドウが削れるという原理。
パウダーによって、パウダーを削るのです。
上に重ねて、わからなくさせるという原理ではありません。
プロの裏技 アイシャドウのお直し方法
ちなみにプロのメイクアップアーティストのお直し方法の裏技もご紹介しちゃいますね。
プロのメイクアップアーティストでも時には失敗します。
人間ですからね…。
特にアイシャドウ!
濃いブラウンやグレーなど、濃い色のアイシャドウはムラになりやすいというか、ムラが目立ちやすいのです。
プロのメイクアップアーティストでも、ちょっとムラになったなぁと思う時があります。
そういう時は、
ムラになったその濃い色よりも明るい、ちょっとパールの入ったアイシャドウを、ムラになった部分の上で転がしてムラをボカすのです。
このムラになったその濃い色よりも明るい、ちょっとパールの入ったアイシャドウというのがポイントです。
パールはパールなしと比べると、粒子が粗いのです。
そのため、粒子が粗いものでムラになった部分の上を転がすと、下のアイシャドウが粗い粒子で削られやすく、結果ムラをきれいにボカす事が出来るのです。
この裏技、プロのメイクアップアーティストは何食わぬ顔してやっています。
あたかも、その日のメイクアップに必要な行程の一つのように。
猿も木から落ちる
弘法も筆のあやまり
ですね。
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下記でもご紹介していますが、『表参道地元話』のボン姉さんが、愛犬のボン君のYou Tube チャンネル『Bonn Channel』を作りました。
ボン君は日本には20頭もいないくらいのとっても珍しい犬種なんです。
とってもおしゃれな毛色のボン君はのほほ~んとして、とっても癒されます。
ボン君はもう高齢犬の部類に入るそうで、あと何年生きられるか分からないからこそ、ボン君との思い出をちゃんと残そうと決めたボン姉さん。
皆さん、是非、ボン君の余生を応援してあげて下さい。
ボン君のYou Tube チャンネル『Bonn Channel』のチャンネル登録をしてあげて下さい。
宜しくお願い致します。
1日でも長くこの『Bonn Channel』が続きます様に!
それと、良かったら、ボン君のインスタグラムも見てあげて下さい。
ボン君のインスタグラムbonn channel
皆さんのご協力を宜しくお願い致します。
本日は以上です。
こちらもよろしくお願いします!
最後までお読み頂き、有難うございました。
メイクアップアーティストの千佳でした。